京都の旅から、早、20日程経っておりますが、レポートとしましてはまだ2軒目…。
記憶が無くならないうちにと思いつつも、人間思うようにはいかなくて、書けない日々が続いておりました。
yucco
そんなわけで、引き続き2軒目のレポートを始めたいと思います。
2軒目:レトロな趣!男を感じずにはいられない「築地」
2軒目に訪れましたのは、1軒目のフランソアさんから少し離れたところにございます『築地』さん。
こちらを訪れようと決意したのは、なんといっても…
名物ムースケーキ。
こちらのケーキの形…
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高鳴る胸を落ち着かせながら暑い夏の日差しの中「築地」を目指して歩いておりますと見えてきました!
なんとも大人なレトロな趣のある建物でございます。
事前情報ですと、『男の隠れ家』的な…
アンティークの中でも、最も男性的な力強さを感じさせるような…正に『男くさい!』的な…
『松田優作』的な…
そんな店内らしく、どんなアプローチで男を感じさせてくれるのかぶるぶる震えます。
築地の店内の様子
そして、震えながらドアを開けますと、いきなり西部劇のバーのようなパタンパタンとしたばね式のスウィングドアが、わたしたちを迎えてくれるのでした。
yucco
しかも、その床は、色とりどりのタイル張り!
男の遊び心とでもいいましょうか…
どっしりとしたドアの色合いからのタイル張りのカラフルなキュートさには、すました女性もイチコロのはずでしょう。
yucco
そして、今ではとても珍しい、全席喫煙可。
yucco
店内の調度品は、色目が落ち着いた重めの雰囲気なのですが、ところどころにタイル同様にガラス製品のカラフルさが、散りばめられておりますので
全く重苦しさを感じない、絶妙なバランスを奏でております。
お金持ちの玄関とかにありそうな甲冑も小ぶりのため、女子的には『かわいーーーーー』と、悶絶物でございましょう。
そして、店内が全体的にうす暗いように感じるのは、照明のせいではなく、調度品の濃い色目によってであり、錯覚がもたらす素晴らしき静寂といった感じでございます。
椅子にはやはり、ベロアの燃えるような赤。
その縁取りには、木の装飾が施しておりまして、ひじ掛けもついておりました。
テーブルも揃いでありましょうか?同じような素材のテーブルがそれぞれに設置されております。
先ほど申したようにこのお店は今逆に新しさすら感じる、全席喫煙可。そのため、各テーブルにはガラスの灰皿が。
yucco
一昔、二昔前ならば、どのご家庭のリビングルームのテーブルには、このような灰皿が置かれており、お父様あたりがどっしりとソファに腰を下ろし煙草を燻らせていたことでしょう。そんな記憶がよみがえります。
築地さんで注文したもの
かっちゃんは、アイスカフェオレを。
わたしは、紅茶のホットと例のムースケーキを。
まずは、どう考えてもムースケーキを食するのが先です!
なんといってもこの上に乗っている昭和のおやつに在りがちなドライチェリー!
yucco
これをまず口に放り込んでからの本体です…。
ムースのお味と言いますのは、なんといいますか、ノスタルジック且つ郷愁の念をそそると言いますか…どこか懐かしい甘さを醸し出しておりまして…
yucco
一緒にソースを絡めながらお口へ頬張るのをお勧めいたします。
かっちゃんのアイスカフェオレは、どうやらガムシロがあらかじめ入っているタイプでして、砂糖を普段入れない方には少々甘く感じるかもしれませんが、甘い物が好きな方であれば美味しくいただくことが出来るでしょう。
わたしの注文いたしました紅茶は、素敵なカップでお出しいただきまして、外気が暑くとも逆に温かいもので水分を体に浸透させ、またサンサンと降り注ぐ太陽の元へ繰り出しました。
編集後記
こちら築地さんは終始渋め路線でございまして、ハードボイルドの映画でも一本観たような感覚に陥りました。
皆様もぜひこの、俳優で言うところの『チャールズブロンソン』をご堪能くださいませ。
築地の店舗情報
住所 | 京都府京都市中京区米屋町384-2 |
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電話番号 | 075-221-1053 |
営業時間 | 11:00~21:30 |
定休日 | 無休 |